最近、仕事終わりにジムに行く方が増えている。
僕も週1~2回ペースでジムに通っていて仕事終わりに行くこともあるんだけど、その場合“シューズとウェアどうするねん問題”が必ず発生する。
そこでビジネスバッグとして使えてかつシューズとウェアも入るバックパックを探していたところ見つけたのが、本格派アウトドアブランド「MAMMUT(マムート)」の『セオン トランスポーター 26L』だ。
全ジム通いリーマンにおすすめしたい最高のビジネスバックパック(リュック)だったのでレビューしていく。
1862年創業のスイスの老舗アウトドアブランド。マンモスのロゴマークでお馴染み。クライミング用品に定評があり、アルピニストからも高い信頼を得る本格派。現在ではその極めて高い機能性はそのままに、タウンユースでも使えるアパレルやバックパックも多数展開している。
マムートのリュック『セオン トランスポーター 26L』
- 仕事とジムでコンパートメントを分けられる
- 大きく開くフルオープン仕様
- 収納が豊富で機能性が高い
- 1泊2日程度の出張や旅行にも対応可能
- ビジネスシーンに合うスマートなデザイン
- 肩に負担がかかりにくく背負いやすい
- ワーク部分の出し入れがしにくい
- 内側のカラーが好みが分かれるかも
「MAMMUT(マムート)」の『セオン トランスポーター 26L』は、マムート本社があるスイスのゼオン(セオン)という街で通勤用に開発されたバックパック。
最大の特徴は「クライム」と「ワーク」のふたつのメインコンパートメントを備えているという点。
多くのバックパックはメイン収納がひとつだけだが、こちらなら仕事で使う書類やノートPCなどと、ジムのシューズやウェアを分けて入れられる。
仕事終わりにジムに通う、アクティブなビジネスマンにはもってこいというワケだ。
各コンパートメントはスーツケースのようにガバっと大きく開くフルオープン仕様で、一覧性が高く荷物の出し入れもしやすいのがイイ。
【クライムエリア】シューズとウェアが一緒に入る
前方のクライムエリアはシューズとウェアがまとめて入るコンパートメント。
一般的なシューズ収納付きのバックパックは底部分にシューズを入れる仕様なんだけど、これだとシューズとウェアを別で出し入れする必要があって地味にめんどくさい。
その点、こちらは同じコンパートメントにシューズスペースがあるので同時に出し入れができて効率的だ。
下部のシューズスペースはファスナーで仕切られており、ジム通いで最も邪魔になるシューズがぴったり入る。
28cmぐらいまでのシューズであれば問題なく入ると思うが、それより大きかったりハイカットのシューズは入らない可能性があるので注意だ。
メッシュの通気穴によってシューズの蒸れを軽減する工夫もされている。細かい配慮がニクい。
上部のスペースにはウェアやタオルを。
Tシャツ、ハーフパンツ、靴下、下着、タオルを入れてこんな感じ。
パッと見ではマチが薄くあまり入らないように見えるが、フタ側のマチもあるのでまだもう少し容量は入る。ジム通いには十分だろう。
入れるもの次第ではあるが、ボトルやプロテインシェイカーもねじ込める。
ガバっと開くフルオープン仕様だが、もちろん上だけを開くこともできるのでボトルの取り出しもスムーズだ。
フラップ部分にはメッシュポケットを完備。
こちらにはジム終わりのシャワーで使う詰め替えシャンプーボトルなんかを入れるのにぴったりだ。
ひとつ惜しいのはクライムエリアだけが止水ジップではない点。他は全て止水ジップなのにナゼ。笑
【ワークエリア】クッション性がありノートPCを守る
後方のワークエリアは仕事の資料やノートPCなどが入るコンパートメント。
ノートPCとタブレット用のクッション付きの専用ポケットが搭載されており、16インチのMacBook Proと12.9インチのiPad Proがジャストで入る。
現状のMacBookとiPadの一番大きなサイズのはありがたいね。
ポケットの手前はフリースペースになっており、こちらには書類やファイルを入れられる。前後のクッションによって薄いファイルでも折れ曲がりにくいのが高評価。
サイズはB4以上が余裕で入る(ギリギリA3も入るかも)。ただし、あまりマチはないので厚みのあるものは入らないので注意だ。
最背面には2つの大きなファスナーポケットも完備。
こちらにはモバイルバッテリーや充電器、ケーブルなどのガジェット類を入れるのがおすすめだ。
ファスナーは雨が入らない止水ジップゆえ、大切なノートPCやタブレットを安心していれられる。
ただ、止水ジップはどうしても滑りが悪いので開ける時に少し引っかかる感じはある。
ワークエリアもフルオープン仕様でガバっと大きく開くので見やすいんだけど、ひとつ難点なのはファスナーがショルダーストラップより後ろに付いているため開けるのが地味に面倒なところ。
一旦ストラップを外にめくらないとフルオープンできないんだよね。なんでこんな特殊な構造にしたのかは謎だ。
なので僕は普段はフルオープンにせずに上だけ開けて出し入れするようにしている。
他にも収納が盛りだくさん
セオン トランスポーターはこれ以外にも収納がハンパなく豊富。
一番外側のポケットにはB5判の雑誌や本などが入る。
サッとアクセスできるのでiPadをよく使う方はここに入れておくのも良いだろう。こちらも止水ジップなので安心だ。
内側にはメッシュポケットも付いてる。
上部のポケットは底が浅い仕様で、中にはミニポケット2つとメッシュポケットを完備。まじでポケットありすぎ(笑)
こちらはスマホや財布、鍵、小物類を入れるのにぴったり。iPad miniもギリギリ入るサイズだ。
26Lの大容量。出張や旅行にもぴったり
僕はジムバッグとしてメインで使っているが、他にもランニングやボルダリング用で使うのも良い。
最近は仕事終わりにランニングステーション(通称:ランステ)に荷物を置いて、そのままランニングする人が増えているらしいね。
また、1泊2日程度の出張や旅行にもおすすめ。
クライムエリアに着替えやタオルが入るし、シューズ収納部分に着終わった衣類を分けて入れることもできて便利だ。
もちろんアウトドアやキャンプにももってこいなので、これひとつで幅広く活躍すること間違いなしだね。
背負いやすく機能性も申し分なし
マムートはクライミング用品の名門だけあって機能性の高さもさすが。
柔らかなパッドが入ったアナトミカルシェイプのショルダーストラップは肩から胸にかけて絶妙にフィットする。
大容量な分サイズも大きいんだけど、それを感じさせないぐらい快適な背負い心地で疲れにくい。
厚みが抑えられているので満員電車でも邪魔になりにくいのもメリットだ(そもそも満員電車には乗りたくないが)。
外装の素材は撥水性のある900デニールのポリエステル。止水ジップも相まって多少の雨はへっちゃらだ。
クライムエリアとワークエリアのファスナーは指を引っ掛けられる仕様で、開閉がしやすいのも良い。
サイドにはハンドルが付いており、横持ちにも対応している。
ビジネスバッグとして使いやすいクールなデザイン
セオン トランスポーターは収納面だけでなく、デザインもかなりカッコいい。
カチッとしたスクエア型のボディにシックなオールブラックカラー。
お馴染みのマンモスのロゴマークもモノトーンカラーで統一されている。
マットな素材で高級感がめちゃくちゃあるというわけではないけど、良い感じの上質さが伺える。
アウトドアブランドにありがちな“いかにも”なラフさは皆無で、ビジネスバッグとして使いやすい。
ブランドがノースフェイスでもパタゴニアでもなく、マムートってところもまたイイ。
ノースフェイスだと街を100mも歩けば1人は持ってるって感じだけど、マムートなら被りが少なくて特別感があるよね。
マムートで仕事終わりもアクティブに
仕事終わりにまわりが居酒屋でグチるなか、ジムで黙々とトレーニング。
そんなストイックなビジネスマンに、マムートのセオン トランスポーターはぴったりだ。
ジムと仕事の荷物を分けて収納できて、見た目も抜群にカッコいい。
出張、旅行、アウトドアもなんでもござれの使い勝手抜群のバックパックだね。
- 価格(定価):19,500円(税抜)
- 型番:2510-03910
- カラー:ブラック、グラニート、オリーブ、ギャラクシー
- サイズ:H50×W30×D15cm
- 容量:26L
- 重さ:約1,100g
- 仕様:【クライムエリア】シューズポケット、メッシュポケット、【ワークエリア】PCポケット、タブレットポケット、メッシュポケット×2、外ポケット(メッシュポケット)、上ポケット(スマホポケット、ミニポケット、メッシュポケット)
- 素材:メイン素材 ポリエステル100%(900D ポリエステル WP)、部分素材 ナイロン100%(840D Nylon JR Ballistic)
- 生産国:ベトナム