モノログで以前レビューした「GANZO(ガンゾ)」のシンブライドルシリーズの小銭入れ付き二つ折り財布。
上質なレザーに最上級の作り、豊富な収納力と素晴らしいクオリティの財布なんだけど、4cm近い厚みが唯一の難点だった。
ところがついに!その厚み問題を解消した薄型の新モデルが販売開始された。
速攻で購入したので旧モデルと比較しつつレビューしていこう。
1917年創業の老舗の皮革製造会社「AJIOKA.」が手掛ける、日本最高峰のレザーブランド。厳選された素材使いと一流の職人技で多くの革好きを魅了する。細部まで一切妥協することなく“本物”を追求しており、一生モノとして選ぶのに相応しいブランド。
【新モデル】GANZO シンブライドル 小銭入れ付き二つ折り財布【薄型】
- 理想的な薄型二つ折りデザイン
- お札・小銭・カードがバランス良く入る
- 上質なブライドルレザー&ミネルバボックス
- 細部の丁寧な仕上げ
- 旧モデルから価格が据え置き
日本屈指のレザーブランド「GANZO(ガンゾ)」のシンブライドル 小銭入れ付き二つ折り財布の新モデル。
旧モデルのデメリットだった厚みを減らし、小銭入れ付きで厚さ約2.5cmに抑えた薄型のモデルだ。
新モデルと旧モデルのスペックの違いはこんな感じ。
新モデル | 旧モデル | |
---|---|---|
価格 | 40,700円(税込) | 40,700円(税込) |
サイズ | H9.4×W10.4×D2.5cm | H9.3×W11.3×D3cm |
重さ | 約70g | 約107g |
収納 | 札入れ、小銭入れ、カードポケット×4、内ポケット×2 | 札入れ×2、小銭入れ×2、カードポケット×4、内ポケット×3 |
簡単に言うと「収納減らしてコンパクトにしました」ってコトで、厚さが0.5cm薄型化して、横幅も0.9cm短くなった(なぜか縦幅は0.1cm増えとる)。
収納を削ったことで重さも107gから70gへと軽量化している。
収納力のバランスが良い理想的な薄型デザイン
新モデルの内装は“これぞ二つ折り財布の王道”と言えるシンプル・イズ・ベストなデザイン。
同じくガンゾのシェルコードバン2シリーズでも採用されている構造で、なんやかんや言ってもこれが一番バランスが良くて使い勝手が良いんだよね。
僕は以前から「シンブライドルシリーズもこれにしてくれ〜」と願い続けていたんだけど、ついに願いが叶った。嬉しい。
収納面を旧モデルと比較しながら見ていこう。
まずは札入れから。旧モデルは札入れがふたつに分かれていたのに対し、新モデルはシンプルにひとつ。
仕切りがあればお札を分けられるけどその分厚みが増すので、それなら仕切りなしで薄い方が僕は好み。
両サイドには適度に余裕があってお札の出し入れもしやすい。
続いて小銭入れ。こちらも札入れと同じで、旧モデルにあった仕切りが新モデルでは撤廃されて薄マチに。
開きが良く小銭の視認性や取り出しやすさも抜群だ。
左側のカードポケットは旧モデルと同じく4つ。
ジャストサイズのため最初は硬くてカードが取り出しにくいけれど、革が馴染めば問題ない。
内ポケットは左右にひとつずつで変更なし。
旧モデルにあった小銭入れ裏のポケットはないため、カードの収納枚数は1枚減っているけれど、それでも6枚入るので十分合格ライン。
札入れと小銭入れも容量十分で、収納力とサイズのバランスが絶妙なまさに理想的な二つ折り財布だ。
厚みを抑えて実用性アップ
旧モデルのシンブライドル 小銭入れ付き二つ折り財布はお札・小銭・カードを全て入れると4cm近い厚みが出るのが最大のデメリットだった。
さすがに4cm近いとボリューム感がハンパないし、ケツポケもしにくいんだよね。
その点、新モデルはお札10枚、小銭10枚、カード6枚を入れても3cmに収まる。
たった1cm弱の違いだけど、この差は意外と大きい。
新モデルならケツポケにも十分対応できるし、旧モデルと比べて実用性がアップしている。
上質なブライドルレザー&ミネルバボックス
シンブライドルシリーズは外装にJ&E セジュイック社(イギリス)のブライドルレザー、内装にバダラッシィ・カルロ社(イタリア)のミネルバボックスが使われている。
シンブライドルシリーズのレビューをする度に言ってることではあるけど、ブライドルレザーとミネルバボックスの黄金コンビはホント最高だ!
外装のブライドルレザーは武骨で堅牢。
ライトに反射する美しい艶も魅力で、スーツにもよく映える抜群の風格がある。
購入時にはブライドルレザー特有のブルームと呼ばれる白い粉(革に擦り込まれた蝋分が浮き出たもの)がついていて、これが使ううちに馴染んでさらに光沢が増す。
内装のミネルバボックスは硬派なブライドルレザーとは打って変わっての明るいベージュカラー。
このベージュカラーが使い込むと深い飴色へとエイジングしていくのが最大の醍醐味だ。
ミネルバボックスの特徴でもあるシボ感も味わい深くて良いよね。
堂々と鎮座するGANZOの刻印もめちゃくちゃカッコいい。
ちなみに、「なんかロゴがシュッとしてるような?」と思ったらGANZOとmade in Japanの間の英文が綺麗サッパリなくなっていた。笑
価格が据え置きなのだけが残念
ここまで解説してきたように、シンブライドル 小銭入れ付き二つ折り財布の新モデルは収納力と薄さのバランスが良くて、もちろんレザーの質や作りの良さは健在。
僕が「シンブライドルシリーズでこれを出してくれ!!」と願っていた通りの、文句なしに完璧な仕上がりだ。
ただ、唯一残念なのは価格が据え置きというところ。
新モデルでは旧モデルにあった札入れや小銭入れの仕切りを省いているため、使われている革は減っているハズなんだけど、価格は変わらず40,700円のまま。つまり実質値上げなんだよね。
まぁとはいえ革の原価の高騰もあるだろうし、実際の価格が値上がりしたわけではないので全然許容範囲ではある。現に僕は迷わず購入しているしね!笑
二つ折り財布の完成形
ガンゾのシンブライドル 小銭入れ付き二つ折り財布の新型モデルは、まさに二つ折り財布の完成形といっても過言ではない理想的なデザイン。
バランスの良い収納力とケツポケもしやすい薄さで使い勝手が良く、ガンゾならではの超一級のクオリティもスゴい。
小銭入れ付きの上質な二つ折り財布をお探しなら、真っ先におすすめしたい逸品だね!
- 価格(定価):40,700円(税込)
- 型番:57665
- カラー:ブラック、ネイビー、ダークブラウン、ヘーゼル
- サイズ:H9.4×W10.4×D2.5cm
- 重さ:約70g
- 仕様:札入れ、小銭入れ、カードポケット×4、内ポケット×2
- 素材:牛革(ブライドルレザー、ミネルバボックス)
- 生産国:日本