90年代後半に一世を風靡した携帯型のテトリス。
僕と同世代のアラサー男子なら、「これはゲームじゃない!キーホルダーや!!」と謎の言い訳をしつつ、学校にこそこそ持ち込んではピコピコとプレイしていた方も多いはず。
そんな懐かしのレトロゲーが20年以上の時を経て、テトリスミニとして復刻された。
懐かしすぎて速攻でポチったのでレビューしていく。
懐かしさ溢れるテトリスミニ
- レトロで最高に懐かしい見た目
- 当時を彷彿とさせるピコピコ音
- テトリス社の公式ライセンスを取得している
- USB充電に対応
- スタートの音楽が途中から流れる
- 音量をオフにしてもわずかに音が聞こえる
- ハイスコアがリセットされる
- 細かな操作性がイマイチ
こちらが待望の(!?)復活を果たしたテトリスミニ
当時はいわゆるコピー品が大量に出回ってたんだけど、こちらのテトリスミニはテトリス社の公式ライセンスを取得した正規品だ。
デザインはほとんど当時のまま。
H6.0×W4.3×D1.5cmの手のひらサイズの筐体に、H3.7×W2.8cmのミニ液晶。このレトロな雰囲気が最高に懐かしい。
画面は当然白黒で、当時から全く進化していない。でも、それが良い。笑
ポチポチと押す小さなボタンも変わらずだ。
僕はクリアを購入したので、裏面までスケルトン仕様。アラサー世代にはこのスケルトンがまたササるよね。
昔のテトリスはボタン電池だったけど、今回のテトリスミニはmicroUSB充電に対応している。これが唯一進化したところ。笑
カラーは全6色。当時にはなかったポップなカラーもあり、どことなく垢抜けた気がする。
出典:テトリスミニ公式サイト
グレーは初代ゲームボーイを彷彿とさせるカラーリング。30超えのおっさん狙い撃ちしすぎや。笑
キーホルダーになっているのでバッグに付けて持ち運んで、いつでもどこでもテトリスを楽しめる。
出典:テトリスミニ公式サイト
3種類のゲームモードを搭載
出典:テトリスミニ公式サイト
テトリスミニでは「マラソン」「20ライン」「ウルトラ」の3種類のモードを搭載。
【マラソンモード】
ラインを消すとスコアが加算され、スコア99990までプレイ可能。10ライン消すごとにレベルアップ音が鳴り落下スピードが上がる(最大レベルはレベル10)。
【20ラインモード】
20ラインを消すまでの時間を競うモード。残りライン数はラインを消すごとにタイムの部分に一時的に表示される。
【ウルトラモード】
制限時間2分間で消したライン数を競うモード。ゲームがスタートすると120秒からカウントダウン。消したライン数はラインを消すごとにタイムの部分に一時的に表示される。
確か、20年以上前のテトリスJrは8つぐらいモードがあったような、、?
モード減らされとるやないかい!笑
まぁ僕はマラソンモードしかやらないのであんまり関係ないけど。
気分がアガる懐かしのピコピコ音。ただし不満点も多い
実際にプレイしてみると、懐かしいピコピコ音にめちゃくちゃ気分がアガる。
まさか令和にもなって白黒のテトリスをプレイするとは夢にも思わなかった。笑
今の若い子たちは「こんなんスマホでやれば良いやん」と思うだろうけど、このクッソ小さい画面でピコピコやるのがオツなんだよね。
ただ、忠実に再現されたデザインやサウンドは最高なんだけど、不満点もかなり多い。悪いところをごまかすのは嫌だから、正直に書いておく。
主な不満点は以下の通り。
- スタートの音楽が途中から流れる
- 音量をオフにしてもわずかに音が聞こえる
- ハイスコアがリセットされる
- 操作性が悪い
まず僕的にいちばん不満なのが、テトリスでスタート時に流れるコロブチカというお馴染みの曲が途中から流れること。
最初の部分がなくいきなり中盤部分から流れ出すので、最初にプレイした時は「!?!?」となった。
これは思わずツイッターにもつぶやいたぐらい残念なポイントだね。なぜこんなクソ仕様になったんや。。泣
テトリスミニ、見た目はめちゃ良いし最高に懐かしい!
でも、中身はクソオブクソ。
操作性以前に、始まりのBGMが途中からなんが意味わからん。
いちばん大事なところどこ行ったよ!あれ聞くためにテトリスしてるまであるのに(笑)20年前のテトリスJr.より劣化しとるがな。。 pic.twitter.com/6fqcAaHKPg
— ヨッシー@モノログ (@mono_log_blog) October 15, 2020
また、音量をオフにしても微妙に音が流れるんだけど、これは仕様とのこと。音量オフの意味(笑)
ただこれに関しては本当にわずかな音なのでよほど静かな場所でなければ気にならないし、僕はそもそも音量オンでしかやらないので問題はない。
続いてハイスコアがリセットされる点。これもなかなかの鬼畜仕様。
前述した通りテトリスミニには3つのモードが搭載されているんだけど、1周モードチェンジして元のモードに戻るとハイスコアが消えてしまう。悲しい。
最後に、操作性の悪さ。
ハードドロップのみでソフトドロップができなかったり、画面上部の判定がやたら厳しかったり、同じ形のブロックが3~4回連続することがちょくちょくあったりする。
携帯機なのである程度は仕方ないんだけど、20年以上前のテトリスJrよりも劣化してるのはいかんやろ。
2回目以降のロットで改良される可能性はあるが、こうした仕様であることはわかったうえで購入してもらいたい。
懐かしさはプライスレス
がっつり不満点を挙げた通り中身のクオリティは散々なんだけど、レトロな小物として置いておく分にはアリ。
あの昔懐かしいレトロな見た目とピコピコサウンドは最高だ。
ふとした時に気分転換でピコピコやるぐらいならそこまでの機能もいらないし。
童心に返りたい30代男子はぜひ。
- 価格(定価):1,500円(税抜)
- カラー:クリアブラック、クリアピンク、クリアブルー、クリア、グレー、イエロー
- サイズ:H6.0×W4.3×D1.5cm
- 液晶サイズ:H3.7×W2.8cm
- 充電時間:約1時間
- 充電方法:microUSBケーブル(別売)
- モード:マラソン、20ライン、ウルトラ