土屋鞄製造所のディアリオシリーズといえば、以前にレビューしたハンディLファスナーが特に人気だが、それ以外にも様々なモデルが展開されている。
そこで今回は、ユーズド品ではあるがディアリオ ロングウォレットをレビューしていく。
お札も小銭もカードもたっぷり入る、収納力抜群の長財布だ。
1965年創業の国産レザーブランド。バッグから革小物まで幅広く展開しており、特にレザーのランドセルが有名。メイド・イン・ジャパンにこだわり熟練の職人が手作業で仕上げる製品は、どれも質実剛健で高品質。革好きからの信頼も厚い人気ブランド。
土屋鞄製造所のディアリオ ロングウォレット
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出典:土屋鞄製造所公式サイト
- 味のあるオイルメロウレザー
- 革の良い香りがふわっと漂う
- ユニークな蛇腹型の構造
- たっぷり入る抜群の収納力
- 200g近くあり割と重い
- 個人的にはフラップのボタンは不要
土屋鞄製造所のディアリオ ロングウォレットは、味のあるオイルメロウレザーを使用したモデル。
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オイルをたっぷりと含んだ深みのある表情と、かっちりとしすぎていないラフな雰囲気が特徴的。
デニムなどのカジュアルなスタイルによく合いそうだ。
内装は収納が蛇腹になったユニークな構造。
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出典:土屋鞄製造所公式サイト
収納力に優れているため、現金やカードをたくさん持ち歩く方に最適だ。
フラップはボタンで留める方式だが、個人的にはこのボタンはなくても良かったかなと思う。
味のあるオイルメロウレザー
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出典:土屋鞄製造所公式サイト
ディアリオシリーズで使われている革は、北米産のステア(去勢した雄成牛)を植物タンニンで鞣し表面にオイルを塗り重ねたオイルメロウレザー。
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濃いレンガ色のような深みのある独特のブラウンカラーと、しなやかでハリのある革質が特徴だ。
適度な厚みがあり繊維もキュッと締まっているため、使い込んでも程よいハリ感を保ったままエイジングしてくれる。
たっぷりとオイルを含んだレザーゆえ、使い込むほどに風合いがどんどん増していきそう。
僕が購入したものはユーズド品なので細かな傷が付いているが、こうした傷も味として楽しめるラフなレザーだ。
ユニークな蛇腹型で収納力抜群
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こちらのロングウォレットの内装はユニークな蛇腹型。
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収納スペースが豊富で現金もカードも底なしに入る。
特徴的なのは蛇腹構造を活かしたフリースペースの多さ。フリースペースを自由に活用できるため、人それぞれオリジナルの使い方ができる。
実際にお金を入れてみよう。
まずは、お札から。
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札入れにはマチが付いており、20枚以上は余裕で入る。万札をパンパンにして持ち歩くお金持ちでも安心だね(笑)
ガバっと大きく開くため、見やすさや取り出しやすさも完璧だ。
マチ付きの札入れの手前にも大きなフリースペースがあり、こちらにもお札を入れることが可能。
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お札を分けて収納したい方はここを活用すると良いだろう。
個人的にはこのフリースペースによく使うカードを入れるのがおすすめ。
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口が大きく開くため視認性がよく、カードポケットよりもアクセスしやすいためスムーズに取り出せて便利だ。
大きなフリースペースの間には小さなフリースペースが2つ。
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こちらにもカードやレシートなどを収納できる。
さらに、札入れの奥にも大きなフリースペースが。もはやフリースペース祭り(笑)
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小銭入れは一番手前に。
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片方にマチが付いており、小銭が非常に見やすくて取り出しやすい。容量もバッチリだ。
カードポケットは反対側に6つ。
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さらに、札入れのところにも2つカードポケットが付いている。
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ただし、ここにカードを入れると土屋鞄のロゴマークが見えなくなるという。。この仕様はどうにかならなかったのか。笑
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カードポケット自体は全部で8個なので長財布としては平均的だが、フリースペースがたくさんあるため収納力は抜群に高い。
お札10枚、小銭10枚、カード8枚を入れて厚みは約2.7cm。
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収納が豊富な分、重さは約190gと割と重い。公式サイトでは約180gと記載されているが、個体によって多少の差があるようだ。
長財布派のためのディアリオ
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出典:土屋鞄製造所公式サイト
土屋鞄のディアリオシリーズはオイルメロウレザーならではの深みのある味わいが魅力。
使い込むほどに経年変化し、長く愛用できる逸品だ。
ディアリオシリーズの一番人気はハンディLファスナーだが、現金もカードもしっかり収納したい長財布派の方にはこちらがベストだろう。
- 価格(定価):25,000円(税抜)
- カラー:ブラウン
- サイズ:H9.6×W18.8×D2.8cm
- 重さ:約191g(公式サイトでは約180g)
- 仕様:札入れ、小銭入れ、カードポケット×8、フリーポケット×8
- 素材:牛革
- 生産国:日本