朝起きるのに無くてはならない目覚まし時計。
寝る前に好きな音楽を聞いてリラックスするためのスピーカー。
一日フルに使ったスマホのバッテリーを回復させる充電器。
寝室やベッドまわりにこれらを置いている方は多いはず。
こうして改めて考えると、ベッドサイドに置くモノって意外と多くてスペースを取られますよね。
そんな“ベッドサイドにモノ多い問題”ですが、人気ガジェットメーカー「Anker(アンカー)」から発売された、目覚まし時計とワイヤレス充電の機能を搭載したスピーカー『Soundcore Wakey』を使えば一気に解決できます。
実際に使ってみてかなり良かったので詳しくレビューしていきます!
現在『Soundcore Wakey』は人気すぎて公式サイトでもAmazonでも在庫切れで入荷未定とのこと。再入荷があれば僕のツイッターアカウントでもお知らせします!
- スピーカーでありながらワイヤレス充電や目覚まし時計の機能付き
- iPhoneなどのUSB充電も可能
- スピーカーとしての音質も及第点
- FMラジオが聴ける
- 多機能かつ価格も1万円以下
- スマホの目覚まし音や音楽は設定できない
- 目覚ましの設定をアプリでするのがやや面倒
目覚まし&ワイヤレス充電機能付きスピーカー『Anker Soundcore Wakey』
今一番勢いのあるガジェットメーカー「Anker(アンカー)」が新発売したベッドサイドスピーカー『Soundcore Wakey』。
こちら、見た目は至って普通のスピーカーですが、搭載されている機能がスゴい!!
「目覚まし時計」「スピーカー」「ワイヤレス充電器」というベッドサイドに欲しい機能を全て兼ね備えたスピーカーで、目覚ましをかけるのも、音楽を聴くのも、スマホを充電するのもこれ一台でできてしまいます。
さらに、FMラジオやUSB充電の機能まで搭載した一台5役の優れもの!
ベッドサイドのガジェット類を一台にまとめられるので、ごちゃつきがちなベッドまわりをすっきり整理できます。
こうした“いろんな機能全部乗っけました”的なモノって、便利は便利だけどそれぞれの機能のクオリティは微妙、、なんてことが多いですが、そこはさすがアンカー!
比較的小型のスピーカーながら十分な音量と音質がありますし、ワイヤレス充電もiPhoneで最大7.5W、Galaxyなら最大10Wの急速充電が可能と申し分ありません。
モバイルガジェットの分野でもオーディオの分野でも定評のあるアンカーならではの一台です。
価格は8,332円(税抜)とそこそこしますが、Bluetoothスピーカーと目覚まし時計とワイヤレス充電器を全て買うことを考えるとかなりお買い得なのではないかと。
寝室用としておすすめなのはもちろん、デスク用の置き時計兼スピーカー兼充電器として使うのもありですね。
- 価格(定価):8,332円(税抜)
- 型番:A3300511
- カラー:ブラック
- サイズ:縦8.2×横20×高さ9.2cm
- 重さ:約572g
- ワイヤレス充電:7.5W(iPhone)/10W(サムスン)
- オーディオ出力:5Wフルレンジドライバー×2
- Bluetooth規格:5.0
- FM周波数帯域:76.0 – 90.0 MHz
- 保証:18ヶ月保証
- 内容物:本体、ACアダプター、FMラジオアンテナ、クイックスタートガイド、安全マニュアル
- 主な機能:スピーカー、Bluetooth接続、ワイヤレス充電、USB充電、目覚まし時計、睡眠モード、FMラジオなど
ワイヤレス充電機能を搭載!
『Soundcore Wakey』の一番の目玉と言えるのが、Qi対応のワイヤレス急速充電器を搭載している点。
ワイヤレス充電に対応したデバイスを本体の上部に置くだけで自動的に充電されるので、寝る前にスマホを置いておけば朝には勝手にフル充電されていてとても便利です。
ワイヤレス充電を使ったことがない方は「別にケーブルで良くない?」と思うかもしれませんが、実際に使ってみるとケーブルよりも断然ラクなので騙されたと思って一度試してみてほしいですね。
こちらはiPhoneなら最大7.5W、Galaxyなら最大10Wの急速充電が可能で、ワイヤレス充電器単体で見ても十分な性能を備えています。
ワイヤレス充電の部分にはスマホの落下防止のためにリング状のラバーが貼られています。
このラバー、思った以上にグリップ力が強くてしっかり固定してくれるので、スマホのバイブの振動なんかではびくともしません。
震度5の地震にも耐えそうなぐらいなので、スマホが落ちる心配はほとんどなさそう!
USBポート搭載で3台同時充電が可能!
『Soundcore Wakey』は背面にUSB-Aポートが2つ搭載されています。
普段使っているUSBケーブルをここに挿せば有線での充電もできるので、ワイヤレス充電と合わせて3台同時充電が可能です。
これなら、例えばiPhoneとiPadとAirPodsを同時に充電するなんてこともできちゃいます。
いや〜これは便利!
ガジェット類の充電はこれ一台でほとんどまかなえますね。
寝室用としては十分な音量&音質
『Soundcore Wakey』は5Wのフルレンジドライバーを2つ搭載していて音はとってもパワフル。
縦8.2×横20×高さ9.2cmと小型スピーカーの部類に入るサイズですが、音量や音質は十分満足できるレベルです。
機能を追加することにこだわりすぎて、肝心のスピーカーとしての性能が疎かになっていないか若干心配していたのですが、全然問題ないですね。普通に期待以上です。
音量面は特にすごくて、10畳ぐらいの部屋であれば最大音量の半分以下でも十分すぎる音量があります。
音質は全体的にバランスが取れていて、クセが少なくクリア。
音質にうるさい方ではないのであれですが、小型のBluetoothスピーカーの中ではかなり高音質の部類に入ると思います。
もちろん、重低音や迫力は大型スピーカーには敵いませんが、寝室用として使うには文句なしの性能ですね。
普通にリビングでも使える音量と音質なので、ベッドサイド以外でも活躍しそう。
FMラジオを聴ける
最近のスピーカーにしては珍しく、『Soundcore Wakey』にはFMラジオ機能が搭載されています。
僕はあまりラジオは聴かないですが、寝る前やリラックスタイムにラジオを聴く方も多いと思うのであって損はない機能ですね。
アプリで設定すれば、お気に入りのラジオ局を最大10局まで登録できます。
アプリならワンタップで好きなラジオ局に移動できるので便利です(本体からの操作も可能です)。
できれば周波数だけじゃなく放送局の名前まで出ればなお良かったですね。惜しい。
目覚まし時計の設定も使いやすい
目覚まし時計の設定は専用アプリから行いますが、アプリの操作性はシンプルで使いやすいです(ただし、後でも解説しますがそもそもアプリを開くのが面倒というのはあります)。
目覚ましの時間やスヌーズ設定、鳴らす曜日、目覚ましの音などを細かく設定できます。
アラームは15個まで設定が可能で、アラーム音は以下の10種類から選べます(FMラジオをアラーム音にすることもできます)。
- ピアノ音
- デジタル時計
- エーテル
- メロディー
- アップビート
- アラームベル
- エコー
- ハロー
- ネイチャー
- 木琴
スムーズに眠りにつく「睡眠モード」を搭載
『Soundcore Wakey』には「睡眠モード」というユニークな機能が搭載されています。
これは、鳥の鳴き声や風の音、水滴が落ちる音など睡眠を促す10種類の音を組み合わせて自分だけのヒーリングサウンドを作れるというもの。
カウントダウンタイマーで再生時間を設定できるので、これを寝る時に聴けばそのままぐっすり寝られるというわけです。
最近こうした癒やされるヒーリングサウンドが流行っていますが、自分でオリジナルのリミックスができるというのは面白いですね。
ま、僕は寝る時は無音派なので全く必要ない機能ですけど!!笑
全体的に高評価、ただし改善の余地はまだまだある
ここまで『Soundcore Wakey』の良い点を挙げてきた通り、僕自身買ってよかったなと満足しています。
ただ、もちろん惜しい点も多々あります。
『Soundcore Wakey』はアンカーでは初のベッドサイドスピーカー、つまり初号機ということで、今後まだまだ改善の余地はあるかと。
ここではそんな『Soundcore Wakey』の改善ポイントについても正直に書いていきます。
僕が実際に使って惜しいなと思った主なポイントは以下の4つ。
- スマホの目覚まし音や音楽は設定できない
- 目覚ましの設定にアプリが必要
- 自動的にペアリングされる(メリットでもあるけど)
- LEDボタンの明るさ調整ができない
それぞれ解説していきます。
スマホの目覚まし音や音楽は設定できない
『Soundcore Wakey』の目覚ましの設定で選べる音は10種類。
それ以外にFMラジオを目覚ましに設定することもできますが、普段使っているiPhoneのアラーム音や音楽を目覚ましに設定することはできません。
僕は今までiPhoneのアラームを使って好きな曲を目覚まし音にしていたのですが、『Soundcore Wakey』ではそういったことができないのがちょっと残念ですね。
せっかくBluetooth接続しているんだからできないもんですかね?
他のこうした目覚まし時計を使ったことがないのでわからないですが。。
目覚ましの設定にアプリが必要
『Soundcore Wakey』では目覚ましの時間などの設定は専用アプリから行う必要があります。
アプリ自体は使いやすくて不満はないのですが、そもそもアプリを起動して設定するのが面倒に感じることがたまにあります。
スヌーズの設定や多数のアラームの設定などの細かな設定はアプリからだけでもいいですが、目覚ましの時間の設定ぐらいは『Soundcore Wakey』本体でできるようにしてほしかったですね。
僕は毎日起きる時間が微妙に違ったりするので、本体でサッと時間設定できればラクなのですが。
自動的にペアリングされる(メリットでもあるけど)
『Soundcore Wakey』は一度Bluetoothの接続設定をすると、それ以降は自動的にペアリングされる仕様になっています。
何もしなくても自動的に接続してくれるのは便利ですしメリットに感じる方も多いと思いますが、僕個人としては逆にデメリットだと感じています。
なぜかと言うと、家に帰ってきて部屋に入ると自動的にスピーカーに接続されてしまって、ちょっとiPhoneでYouTubeを見ようとした時でもスピーカーから音が出てしまうから。
いやいや、今はスピーカーで鳴らさんでええねん。。とか思ってしまいます(笑)
iPhone側でBluetooth接続をオフにすれば良いのですが、それだとAirPodsを使う時にもいちいちオンにしないといけないし。。ということで地味に面倒なんですよね。
『Soundcore Wakey』の自動ペアリングのオン・オフを選べる仕様にしてほしかったですね。
LEDボタンの明るさ調整ができない
『Soundcore Wakey』はデジタル時計の明るさや点灯時間の設定はできますが、下に付いているLEDのアイコンのボタンの明るさは調整ができません。
ここはAmazonのレビューなどでも指摘されていて、特に寝る時の暗い状態だとLEDの明るさが気になるという意見が出ていました。
例えば、ベッドサイドにこのスピーカーを置いていて横を向いて寝る方は光が眩しいかもしれません。
僕自身はそこまで気にはならないですが、LEDボタンの明るさも調整できる仕様だとさらに良かったですね。