革好きなら誰もが知る王道レザーブランド「Whitehouse Cox(ホワイトハウスコックス)」。
「大人の男性が買う上質な財布」といえば真っ先に名前が挙がるほどのを人気と実力を誇るブランドです。
そんなホワイトハウスコックスの代名詞といえるモデルが、ブライドルレザーを使った三つ折り財布の『S7660』。
ブライドルレザーの上質な質感と使いやすさを兼ね備えた、メンズ財布の決定版です。
ホワイトハウスコックスのブライドル三つ折り財布『S7660』
- お札・小銭・カード全てが満遍なく収納できる
- 長財布とも二つ折り財布とも違う絶妙なサイズ感
- 所有欲が高まる王道ブランド
- 使い込むほどに増す艶感と男らしさ
- 一部ナイロン素材が使われている
- ガンゾなど日本のブランドと比べるとやや作りが粗い
「Whitehouse Cox(ホワイトハウスコックス)」のお財布の中でNO.1の人気を誇る、三つ折り財布の『S7660』シリーズ。
多くのブランドでは長財布や二つ折りが主流の中、ホワイトハウスコックスは三つ折りが代表モデルという稀有な存在で、「三つ折りといえばホワイトハウスコックス」といっても過言ではないほど。
そんな三つ折りのアイコン的モデルゆえ、見る人が見ればひと目でそれとわかる抜群の存在感を放つ逸品です。
外装は半円形のフラップが特徴的。緩やかにカーブさせることで、ゴツっとした男らしさの中にマイルドさがプラスされて絶妙な塩梅に仕上がっています。
使われている素材はホワイトハウスコックスの代名詞であるイングリッシュブライドルレザー。
使い込むほどに独特の艶やかな光沢が増す、大人の男性が持つに相応しい重厚感漂うレザーです。
もともとは馬具に使われていたほど強靭かつしなやかレザーのため、5年10年と長く使える高い耐久性も備えています。
購入時にはブルームと呼ばれる特有の白い粉がついていますが、これは丹念に革に染み込ませたロウが浮き出てきたもので、正真正銘のブライドルレザーである証。決して不良やカビなどではありません!!笑
ブルームは使っていくうちに馴染んで見えなくなり、次第に艶に変わります。この過程を楽しめるのもブライドルレザーならではの魅力です。
長財布とも二つ折り財布とも違うミドルサイズ
ホワイトハウスコックスの三つ折り財布は、長財布より小さく二つ折り財布より大きいミドルサイズ。
二つ折り財布より大きい分容量が多く、しかも長財布ほど長さがないのでパンツのポケットに入れても飛び出ない絶妙なサイズ感で作られています。
3つを比べてみるとこんな感じ。
他のレザーブランドではこうしたミドルサイズのお財布は少ないため、ホワイトハウスコックスならではのサイズ感と言えますね(他にワイルドスワンズの『BYRNE(バーン)』も有名ですが)。
僕はホワイトハウスコックスの重厚な雰囲気もあってもっと大きい財布かと思っていたのですが、実際に手にすると意外と小さくて驚きました。
もうひとつ驚いたのが約116gという軽さ。
重厚な見た目からして相当重たいことを覚悟していたのですが、まさかのiPhoneよりも軽いという。笑
ミドルサイズでこの軽さであれば、普段はバッグインでちょっとしたお出かけならケツポケで、など使い勝手も良さそうです。
お札・小銭・カード全て申し分ない収納力
『S7660』はお札・小銭・カード全てを満遍なく収納できる万能モデル。
二つ折り財布だとお札・小銭・カードを全て入れるとパンパンになってしまいがちですが、こちらはミドルサイズのため余裕を持って収納できます。
内装のディテールはこんな感じ。
上部に札入れ、中央にカードポケットが5つと左右別々に入るマルチポケットがふたつ、右側に小銭入れとマルチポケットがあります。
札入れはお札20枚以上は入る十分な容量を確保。
ただし、底が無駄に深いため奥まで入ると取り出しにくいです。まぁこれは三つ折りミドルサイズ財布の構造上仕方ないですが。
また、ライニングがナイロン素材なのも個人的には残念ポイント。
ナイロンの方が軽量で汚れが目立ちにくく価格も抑えられるメリットはあるのですが、革好きとしてはフルレザーが良いんですよね。
小銭入れはビッグサイズで収納力抜群。20枚以上余裕で入るので小銭をたくさん持ち歩く方でも安心です。
口も大きく開いて見やすさ・取り出しやすさも申し分なし。
二つ折りと比べて小銭入れが使いやすいのがミドルサイズの大きなメリットですね。
ちなみに小銭入れの内側はシープレザーを使用しているとのこと。ブライドルレザーとはでは言わないまでも、他のライニングもこれで統一してくれればなぁ。。笑
カードポケットは5つ。上2段と最下段は比較的取り出しやすいですが、下から2番目のポケットはかなり取り出しにくいです。
三つ折りミドルサイズの構造上、無駄に横幅の余裕があるのが気になる。。笑
これだけだとカードの収納が物足りないところですが、そこはご安心を。
カードポケットの裏にはふたつの独立したマルチポケットがあり、ここにもカードを複数枚収納できます。
さらに、小銭入れの裏側にもマルチポケットがありカードの収納力も十分確保されています。
もちろん、カード以外にレシートやクーポンなどを入れるスペースとしても活用できます。
試しにお札10枚、小銭10枚、カード8枚を入れてみましたが、容量にはまだまだ余裕がありましたので収納面で困ることはないでしょう。
これだけ入れて厚みは3.5cmちょっと。
三つ折りの分厚みはでますが、ケツポケにもギリギリ許容範囲かと。使い込むことで次第に厚みも抑えられますからね。
所有欲の高まる王道ブランド
ホワイトハウスコックスは数あるレザーブランドの中でも特に高い人気を誇る、まさに王道ブランド。
1875年創業の老舗、「エッティンガー」「グレンロイヤル」と並ぶレザーブランド英国御三家、ブライドルレザーといえばココ、などなど所有欲の高まるポイントも多数あります。
大人の男性が持つのに相応しい、堅牢で重厚感たっぷりの雰囲気も男心に刺さります。
ビームスやユナイテッドアローズなどの大手セレクトショップでもよく取り扱われているため、一般の知名度も高く周囲のウケも良好。
なんやかんやで周りの反応があると嬉しいもんですからね。笑
細部の作り込みは日本ブランドに一歩劣る
ホワイトハウスコックスは上質なブライドルレザーを使い耐久性も申し分ありませんが、細部の作り込みは甘いのが正直なところ。
個体差が大きく縫製の歪みや仕上げが雑なものも散見されます。幸い僕が購入したものはかなり当たりでしたが。
細部の作りの良さではガンゾなどの日本ブランドには劣りますね(とはいえ安モノと比べれば圧倒的に品質は良いですが)。
まぁこれはホワイトハウスコックスに限らず、海外ブランドは細部の多少の粗さは気にしないという感じです。
完全にお国柄が出てる、、というか日本人が丁寧すぎるのか?笑
細部の作り込みを求めるのであれば、ガンゾを筆頭とした日本ブランドを選ぶべきでしょう。
カラバリは6色。他にバイカラーやブライドルレザー以外もあり
出典:FRAME公式サイト
『S7660』のカラバリは以下の全6種。
- ニュートン(ライトブラウン)
- ハバナ(ダークブラウン)
- ブラック
- レッド
- グリーン
- ネイビー
ニュートン、ハバナ、ブラックはステッチ(糸)がベースカラーと同色、レッド、グリーン、ネイビーはイエローステッチの仕様です。
僕は今回、シックな雰囲気のハバナを購入しました。ブライドルレザーは使い込むほどに艶と色の深みが増すため、今後のエイジングが楽しみです。
ちなみに、同型でホースハイドやロンドンカーフなどブライドルレザー以外のレザーを仕様したモデル、内装のカラーを切り替えたモデル、ショップ別注モデルなどもありますので、お気に入りを探すのもおすすめです。
男らしさ全開。唯一無二のミドルサイズ財布
ホワイトハウスコックスの『S7660』は重厚感MAXの男らしい雰囲気が◎!
他では珍しいミドルサイズということもあり、唯一無二の存在感を放ちます。
価格はそれなりに高いですが、男が持つ本格派財布の決定版として満足できる逸品かと!
- 価格(定価):39,000円(税抜)
- 型番:S7660
- カラー:ブラック、ニュートン、ハバナ、ネイビー、レッド、グリーン
- サイズ:H14×W9.5×D3cm
- 重さ:約116g
- 仕様:札入れ、小銭入れ、カードポケット×5、マルチポケット×3
- 素材:牛革(ブライドルレザー)
- 生産国:イギリス(イングランド)