普通のお財布と比べて収納力は低い、小銭も入らない。
でも、とにかく薄くてコンパクト。しかも、文句なしにカッコ良い。
それがマネークリップです。
僕は今までマネークリップを使ったことはなかったのでが、財布にはないあのマネークリップ特有のダンディさには昔からあこがれがありました。
しかも、最近はキャッシュレス化で現金を使う機会が激減したこともあって、「コンパクトなマネークリップでも十分対応できるんじゃないか?」という思いもあり、僕が愛してやまないレザーブランド「GANZO(ガンゾ)」のマネークリップを購入してみることに。
マネークリップビギナーが実際に使って感じたことをレビューしていきます。
- わずか5mmの圧倒的な薄さ
- お札だけでなくカードを5枚収納できる
- ブライドルレザーとミネルバボックスの質感が素晴らしい
- マネークリップならではの大人な雰囲気
- はじめのうちはお札が多いと開いてくる(マネークリップあるあるなので仕方ないが)
- カードポケットの内側がレザーではない
溢れ出る大人の気品。GANZO(ガンゾ)シンブライドル『マネークリップ』
こちらが「GANZO(ガンゾ)」のシンブライドルシリーズの『マネークリップ』。
外装にはJ&E セジュイック社(イギリス)のブライドルレザーを使用し、シンプルながら風格と気品が溢れています。
内装にはバダラッシィ・カルロ社(イタリア)のミネルバボックスのショルダーヌメを使用。ヌメ革ならではのエイジングを存分に楽しめます。
クリップ部分はゴールドカラーで、ミネルバボックスとの相性もバッチリ。
固すぎず緩すぎずのホールド感で、お札をしっかり留めてくれます。
このクリップに挟まれたお札の感じが、独特のエモさを感じさせますね。
こちらのマネークリップは縦横のサイズがやや大きめに作られているため、お札を多少雑に留めてもはみ出ない仕様になっています。
マネークリップを使う上での一番のメリットは薄さで、こちらは厚みがわずか5mm。
この薄さは普通の財布では実現できない、マネークリップならではの魅力です。
しかも、こちらのマネークリップは内装にカードポケットを5つ搭載しており、お札だけでなく必要最低限のカードも収納できるのも大きなメリット。
一般的なマネークリップはお札しか入らないものも多いですが、それではこのキャッシュレス時代には不便ですからね。
この薄さでお札とカードを両方収納できるのはありがたいです。
左側のカードポケットの手前には、ガンゾの刻印が入ったフラップが。
こちらはお札を挟んで安定させたり、レシートを挟んでおくのにも使えます。
シンブライドルシリーズで使われているブライドルレザーとミネルバボックスはどちらも耐久性に優れたレザーなので、3年、5年と長く使えるのも◎!
お尻のポケットに財布を入れる、通称“ケツポケ”でもヘタりにくいです。
価格は19,000円(税抜)とガンゾの財布類の中では比較的リーズナブルなので、僕と同じマネークリップビギナーの方にもおすすめ。
財布からマネークリップに替えるだけで、一気に大人な雰囲気になれますよ(笑)
- 価格(定価):19,000円(税抜)
- 型番:57159
- カラー:ブラック、ネイビー、ダークブラウン、ヘーゼル
- サイズ:H9.5×W11.5×D0.5cm
- 重さ:約54g
- 仕様:マネークリップ、カードポケット×5
- 素材:牛革(ブライドルレザー・ミネルバボックス)
- 生産国:日本
厚みはわずか5mm!財布にはない圧倒的な薄さ
こちらのマネークリップは厚みがわずか5mmと極薄。
同じガンゾのシンブライドルシリーズの『純札入れ』の厚みが約2cmなので、いかにマネークリップがスリムかがよくわかります。
これだけ薄ければ、パンツのポケットに入れていても全く邪魔になりません。
また、スーツの内ポケットに入れても目立たないのでビジネスシーンでも使いやすいです。
分厚い財布だとスーツが変に膨らんでカッコ悪いですからね。
お札10枚とカード5枚を入れた状態だとこんな感じ。
はじめのうちはお札やカードを入れると少し開いた状態になるのがマネークリップの難点ですが、使っていくうちに革が馴染んでくるのでご心配なく。
カードを5枚収納可能
マネークリップを使ううえで困るのが、カードの収納方法。
一般的にマネークリップは小銭の収納ができないので別でコインケースを持つ必要があるのですが、それに加えてカードケースもとなると持ち物が増えてしまいます。
薄くてコンパクトなのがメリットなのに、これでは本末転倒ですよね。
その点、こちらのマネークリップは内側にカードポケットを5つ備えているのが大きなメリット。
5つあれば、クレジットカード、キャッシュカード、免許証、保険証、よく使うポイントカードといった必要最低限のカードはカバーできます。
ポイントカードをたくさん持ち歩く方でなければこれで十分かと。
まぁ、そもそも財布がポイントカードで溢れている方にはマネークリップは向きませんからね(笑)
カードを収納できることで実用性がグーンとアップするので、この仕様はかなりポイント高いです。
ブライドルレザーとミネルバボックスの上質な組み合わせ
ガンゾのシンブライドルシリーズは外装にブライドルレザー、内装にミネルバボックス(ヌメ革)という組み合わせ。
ブライドルレザーのカッチリとした硬派な雰囲気と、ミネルバボックスの味のある質感のギャップが僕はたまらなく大好きです。
ブライドルレザーははじめのうちはブルームと呼ばれる白い蝋がついていますが、これが使っていくうちに馴染んできて革全体に艶感が出てきます。
この艶がなんとも大人の色気があってカッコいいんですよね。
一方のミネルバボックスは購入時は明るいベージュカラーですが、日光に当てたり使い込むことで深い飴色に経年変化していきます。
関連記事:きれいなアメ色に。1週間日光浴させたガンゾ「シンブライドル」の財布の日焼け具合&やり方
これだけ色味が変化するのは余計な加工をしていないヌメ革ならでは。
使う人や期間によっても色味が微妙に違い、世界にふたつとない自分だけの革に成長します。
このブライドルレザーとミネルバボックスの全く異なるエイジングを同時に楽しめるのがすごく魅力的です。
コインケースとセット使いがおすすめ
ガンゾのマネークリップには小銭入れがないため、別でコインケースを持つ必要があります。
「俺は小銭なんてパンツのポケットに直接入れるぜ!」というワイルド野郎は別ですが。笑
そこで、僕がぜひおすすめしたいのは、同じガンゾのシンブライドルシリーズの『BOX小銭入れ』とのセット使い。
同じブランド、同じシリーズ、同じカラーで統一することで、カッコよさが倍増します。
BOX小銭入れは口が大きく開いて小銭の出し入れがしやすいので、実用性も優れています。
さらにダンディさを増したいなら、これまた同じシンブライドルシリーズの『馬蹄小銭入れ』もありですね。
この渋い組み合わせが似合うようになりたい。笑
カードポケットの内側がレザーではないのが個人的に残念
個人的にちょっと残念だったのは、カードポケットの内側がレザーではない点。
内側はベージュカラーの少しシャカシャカした質感のファブリックが使われています。
僕はレザー大好き人間なので、内側までレザーを使って欲しかったなというのが正直なところ。
ただ、このファブリックの方がレザーよりもカードの出し入れがしやすい、薄型化できるなどのメリットはあるかと。
レザーブランドのガンゾがあえてレザーを使わなかったのには、しっかりとした理由があるのですね。
売り切れ頻発のレアアイテム
こちらのマネークリップはオンラインストアで入荷してもすぐに売り切れる、知る人ぞ知る人気アイテム。
直営店でもなかなか並ばない“レアキャラ”的な存在です。
マネークリップ需要が高いのか。そもそも生産数が少ないのか。。
僕は今回、オンラインストアで再入荷のタイミングで運良く購入することができました。
GANZOの公式オンラインストアなら再入荷メールを登録できるので、欲しい方は登録しておくのをおすすめします。
スマートな大人は、財布もスマート
キャッシュレス化が進む現代において、辞書のように分厚い財布を使うのは無粋というもの。
できるだけスリムに、スマートな財布を目指すなら、マネークリップという選択肢も大いにアリです。
ガンゾのシンブライドルシリーズのマネークリップなら、カードポケットもついているのでクレカ支払いがメインの方にも対応できます。
財布がスマートだと、不思議と持ち主もスマートに見えてきますよ。